転職活動するときって、何かと不安ですよね？相手企業のこともよくわからないし、面接や職務経歴書の書き方だって、これで合っているのかどうかもよくわかりません。
そんな時に利用していただきたいのが、人材紹介会社のキャリアカウンセラーです。
一人で孤独に活動するより、専門家のサポートを受けた方が情報が入りますし、客観的に自分を見れるようになるからですね。
総合型の人材紹介会社と、IT特化型の人材紹介会社
ところで、その人材紹介会社ですが、総合型とIT特化型の二種類あるのをご存知でしょうか？
（人材紹介会社は、転職エージェントや、職業紹介所といわれたりしますが、ここでは人材紹介会社に統一します。）
総合型はリクルートエージェントのような会社です。営業や事務など様々な職種を幅広く扱います。総合型のキャリアカウンセラーは、どんな業界にもそれなりに詳しいです。しかし、ITのトレンドやIT業界について突っ込んだ話をすると、ついてこれません。
一方で、IT特化型のキャリアカウンセラーなら、大抵の話にはついてこれます。逆に、電機業界や、食品業界について質問してもチンプンカンプンでしょうけど（笑）。
Webに強い会社と、SIerに強い会社
それから、IT 特化型の人材紹介会社でも、大きく２つに分類されます。
Webに強い人材紹介会社と、SIerに強い人材紹介会社があるのです。
Web 系に強いのは、
レバテックキャリア
、ギークリー
といった会社です。
SIer に強いのが、
マイナビエージェント
、ワークポート
といった会社です。
ただ、各社とも独自案件は持っていますが、共通のデータベースも使っていますので、紹介される企業には大きく差はないかもしれません。
キャリアカウンセラーのアタリ・ハズレについて
では、なぜ当サイトでは、2社以上の人材紹介会社に登録することをお薦めするのでしょうか？
それは、キャリアカウンセラー(アドバイザー)にアタリ・ハズレがあるからです。（人材紹介会社のアタリ・ハズレではありません）
例えば、レバテックキャリア や ギークリーの2社に登録したとします。
この場合、ギークリーは応募不可だけれども、レバテックキャリアは応募可能というケースがあるのです。
条件が満たないのに紹介してくれるケース
例えば、両社ともGMOの同じ職種の求人があるとしても、片方では紹介してもらえないことがあるのです。
これは、キャリアカウンセラーの判断によります。年齢などの条件は満たないけれども、能力があるから大丈夫だろうとか、ポテンシャルを感じたから推薦してみようという判断が下されることがあるのです。
または、その企業と太いパイプがあり、口利きで押し込めると判断されたのかもしれません。
担当者と相性がよいか
ですから、人材紹介会社は、まずは面談を受けてみないと分からないのです。担当者もベテランから新人まで様々です。男性もいれば女性もいます。特に大事だと感じるのが、キャリアカウンセラーとの相性です。
自動車教習所でも経験ありませんか？嫌な教官だと聞いていたのに自分とはなぜか気が合うみたいなことが。同い年だから気が合うとか、出身地が同じだから意気投合ということだってあります。
ですから2社以上は面談を受けてみることが大切だと思うのです。
失礼な人材紹介会社
実際に筆者は、三回転職していますが、うち二回はリクルートエージェントを使いました。(10年前なので当時はIT特化型はなかった )
最初のリクルートの中年アドバイザーには、とても嫌な思いをしました。面接のあと音沙汰がないので電話すると、「あなたは私のなかで、とっくに切っている」と言われたのです。あまりに失礼な態度に腹が立ちました。
それから３年後に転職活動した時も、リクルートエージェントを使いましたが、その時の若い担当は熱心に相談に乗ってくれました。何回も電話でフォローしてくれたのを覚えています。
このように同じ会社でも、担当者によってかなり違いが出てくるのです。
ネット上の評価が気になる
人材紹介会社の口コミはご覧になられたことはありますか？これはあまり気にしすぎると行動できなくなるので注意が必要です。
例えば、飲食店ではどうでしょう。口コミの評価は良くなかったけれど、実際に行ってみたら良い店だったという経験はありませんか？
特にネットの口コミは悪い口コミばかり集まります。復讐のためにはエネルギーを使うのが人間です。
良い印象だったとき、わざわざ口コミを投稿しませんよね。面倒だし、他人に教えたくないという心理も働くからです。
ステマの口コミも多い
あと、ヤフー知恵袋やネットの口コミは、同業者がライバルの評判を貶めるために書いているケースも多いです。
いわゆる、逆ステマですね。
自社の良い評判を書き込む一方でライバル会社の悪口を書いているケースがあるのです。正確には、Webマーケティング会社が、請け負ってやっているのですが。
転職業界は特に競争が激しいので、このようなことが日常茶飯にあると思った方が良いでしょう。
人材紹介会社から、お薦め4社を厳選
さて、最後にIT・Web系エンジニアの方に、お薦めの人材紹介会社4社を紹介します。
ちなみに五十音順に並べているので、並び順には意味がありません。
Web系に強い人材紹介会社
ギークリー
IT・Web・ソーシャルゲーム業界に特化した人材紹介会社です。エンジニア、クリエーターの求人が多いです。東京・渋谷にオフィスがあります。対象地域は、東京・神奈川・埼玉・千葉。年齢層は20～50代の男性・女性。転職成功者の分布は、26～30歳が26％、31～35歳が26％、36～40歳が19％となっています。
レバテックキャリア
IT・Webのエンジニア・クリエーターに特化した人材紹介会社です。エンジニア、クリエーターの求人が多いです。東京、大阪、福岡にオフィスがあります。対象地域は、首都圏、関西、愛知、福岡。年齢層は20～40代の男性がメイン。職務経歴書の添削、模擬面接などもおこなってくれるのが嬉しい。
SIerに強い人材紹介会社
マイナビエージェント IT
大手転職サービス『マイナビ』による、ITに特化した人材紹介会社。システムエンジニアや社内SEの求人に強い。対象地域は、首都圏と関西エリア。年齢層は20～30代がメインです。
ワークポート
総合型の人材紹介会社だが、もともとIT特化型として10年間営業していたので、エンジニア、クリエーターの求人には強い。年齢層は20～40代、オフィスは、東京、大阪、福岡、横浜、名古屋、仙台にある。2003年より営業開始しているので、このIT分野の実績、求人数はかなり多い。
